妊娠初期のホルモンバランスの変化により、歯茎の出血や腫れが生じやすくなります。妊娠性歯肉炎は、通常の歯肉炎のように痛みを感じにくいため気付くことが遅くなり、症状が悪化する恐れもあります。
一般歯科
GENERAL DENTISTRY
虫歯治療
一般歯科では、お口の状態やお悩みをお伺いした上で、症状改善に向けて丁寧に治療します。歯科治療に伴う痛みには十分に配慮し、患者様の負担軽減に努めております。むし歯や歯周病、親知らずの抜歯などさまざまな歯科疾患に幅広く対応しているため、気になる症状はご相談ください。
- 歯が痛い
- 歯がしみる
- 詰め物・被せ物が取れた
- 歯茎から血が出る
- 虫歯がある
- 歯茎が腫れている
- 歯が欠けてしまった
- 虫歯が再発してしまった
痛みに配慮した負担の少ない治療
当院では患者様の負担を軽減するために、表面麻酔や電動麻酔を用いて痛みに配慮したむし歯治療をご提供しております。また、専用器具でむし歯の進行度を十分に精査することで、なるべく歯を削らず抜かない治療を実現しております。治療による歯の痛みが心配なかたもご安心ください。
根管治療
虫歯をそのまま放置してしまうと歯の神経にまで虫歯が侵食してしまう場合があります。歯の神経にまで虫歯が達してしまった場合、根管治療が必要になります。
この治療では、歯の内部に存在する神経や血管を含む組織である「歯髄」を取り除き、根部分に細菌感染があれば根絶します。再感染を予防するための治療であり、歯を抜かずに残すことができます。
- 虫歯が再発してしまった
- 歯がしみる
- 以前治療した歯がまた痛む
- 歯茎に痛みがある
精密な診査・治療
根管は歯の中にある神経や血管が入った細い管のことで、その形状は複雑で入り組んでいるため、治療には高度な技術が求められます。当院は患者様の歯を残すために歯科用CTやマイクロスコープを使用した精密な根管治療にも対応しています。
小児歯科
お子様にとって歯科医院は見慣れない器具が多く、怖いイメージを持ちやすい場所です。子どもの頃に歯科医院で怖い思いをしてしまうと大人になってからも歯科医院を遠ざけてしまうこともあるため、当院ではお子様に不安や怖い思いを与えないよう一人ひとりの性格やペースに合わせた治療を心掛けております。無理な診察は行わず、痛みに配慮して治療しますので、安心してご来院ください。
- 子どもの歯が気になる
- 子どもの虫歯を予防したい
- 定期検診をすすめられた
- 虫歯があるか調べてほしい
- 永久歯が生えてこない
- フッ素を塗ってもらいたい
お子様の歯を守るために
子どものむし歯は進行が早く、悪化させると乳歯の役割を果たせなくなってしまうので、ご家族が常にお子様の歯の状態を観察し、気になることがあればすぐに相談することが大切になってきます。当院では、親御さんに対するお子様の歯に関するアドバイスなども行っています。
「痛くなったら歯医者さんへ」ではなく、痛くなる前に対処することが大切です。痛くなる前に対処すれば、削られる痛さや怖さ、治療費も抑えることができます。歯みがきや食生活の見直し、唾液の状態や噛み合わせの検査を定期的に受けることで意識向上とむし歯の予防や早期発見などに繋がります。
マタニティ歯科
「マタニティ歯科」はご存知ですか?
妊娠中の女性が歯周病になってしまうと早産や、低出生体重児童と言ったリスクが一般の妊婦と比べると約7倍にも及ぶと言われています。
妊娠中は妊娠性歯肉炎と言う病名があるほど歯周病になりやすいです。
ホルモンバランスやつわりなどで歯磨きが出来なかったりと原因はさまざまです。
当院は妊娠前から妊娠中、産後、お子様と長い期間通っていただきメンテナンスをすることが可能です。
子育てママ衛生士も多数在籍しているのでお口の中のことはもちろん育児のことも相談も大歓迎です。
妊娠中のかかりやすいお口の病気
女性ホルモンが増加する影響で歯茎がコブのように大きく膨らんでしまう症状です。妊娠によるホルモン増加の影響であり、ほとんどは良性で自然に無くなりますが、気になる場合はご相談ください。
妊娠中は辛いつわりで歯みがきがしっかりできなかったり、嘔吐によって胃酸が歯の表面を弱くするため、通常よりも虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。
妊娠中の最適な治療(検診)時期
妊娠4〜8週は特に慎重な診療となります。12週までは極力、診査・治療計画と歯みがき(ブラッシング)指導までにとどめるようにしています。
歯の痛みや歯茎の腫れといった急性症状がある場合は応急処置をしますが、適切な治療はできるだけ安定期から行うようにしてます。
妊娠中期は胎児が胎盤により安定するので「安定期」とも呼ばれています。
安定期に入ると、通常の歯科治療からレントゲン撮影や投薬など様々な治療も安心して行うことができます。
妊娠初期で応急処置に留めた症状があれば、比較的安定しているこの時期に治療を行います。
妊娠後期では、早産などの危険を回避するため、応急処置までに留めるようにしています。
またお腹が大きくなり、仰向けでの受診で静脈が圧迫されて血圧が低下してしまう恐れもあるので、治療が必要な場合も、出産後に改めて治療を再開するようにしています。
よくあるご質問
レントゲン撮影が赤ちゃんに影響することはありますか?
歯科のX線自体は医科用のX線より被ばく線量が大幅に少ないものです。また撮影する面積も狭く、お口が焦点のためお腹からも離れていますので、赤ちゃんとお母さんへの影響は少ないと考えられています。撮影時にはX線を遮断するための防護用エプロンを着用するので、お腹の赤ちゃんへの影響はほぼありません。
処方された薬を飲むのが心配ですが…
安全性が高いと認められたお薬を処方しますので心配する必要はほとんどありませんが、妊娠中は念のため当院でもお薬の処方をなるべく控えています。処方が必要な場合も妊娠の時期や状態、体調などに合わせ、一番安全だと判断したお薬のみを選んでおりますのでご安心ください。
妊娠中の治療で麻酔を使うことは、赤ちゃんに影響を及ぼしますか?
局所麻酔という部分的な麻酔を使用しておりますので、通常量の使用では母子ともに心配するような影響はありません。
痛みを我慢して治療を受けるストレスの方が問題になることもありますので、痛みを感じた場合は我慢せずにすぐに歯科医師およびスタッフまでお伝えください。
授乳中ですが、母乳への影響が心配です…
通常の歯科治療に加えてレントゲン撮影や麻酔治療などは、母乳はもちろん母体への影響もほとんどありません。
麻酔後や服薬後は5時間ほど経つと薬が体外へ排出されますので、どうしても心配される場合は時間をあけてからの授乳をおすすめします。